体系は抽象度上下できる知識ネットワーク
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体系=整合性のある知識ネットワーク
いかなるものであれば体系的といえるか
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断片的な知識がただ並んでいるだけでは体系的といえない
それらの間にリンクがあると体系に近づく
リンクは必要条件だが十分条件ではない
たとえば日々の日記が前日と翌日とN年前にリンクしてあるものはどうか
ここでいうリンクはデジタルに限らず脳内の連想のリンク
連想のリンクが集まって連想のネットワークになる
リンクをたどって抽象度を上下できるとネットワーク内の高速移動ができる
スキップリストの原理(伝わらないメタファー)
具体的な事例を見た時に「あ、これはあのパターンだな」とすぐ連想することができる、これが抽象度を上げる連想のリンク
知識ネットワーク内の高速移動ができると知識の探索にかかる時間が短くなる
探索にかかる時間が短くなると、ある外部状況が与えられた時に、それに対して有益な知識を見つけ出してくるまでの時間や成功確率が改善される
この現象を周囲の人は「頭がいい」「アイデアマン」「言語化能力が高い」などと表現する
で、それは生まれつきなのではなく学んだ結果ですよ、と言うと「学んだけどできない人」と比較して何が違うのかの話になる
そこで「体系的に学んだから」と言う