ボトムアップのタグ付け
箱に物を入れるスタイルの整理
「どちらの箱に入れる?」問題
物に「タグ」をつけるスタイルの整理
複数の箱に同時に入ることができる
タグは何によって決まるか
#書籍タグのような抽象度の高すぎるタグを作って100アイテムに同じタグがつく
タグのついているアイテム一覧を見ても見切れない状態になる
この状態になってから細分化したタグを作る
情報整理3.0においてはアイテムの間にリンクを作ることで情報を整理する KJ法における「関係のありそうなものをそばに置く」と「アイテムの間にリンクを作る」はほぼ同じ
近くに置くことで同時に作業記憶にのる確率を高めている
「近くに置いた理由」「リンクの意味」は事後的に詳細化される
リンクの両端が先に言語化される必要がない、先にリンクだけ作ることができる
おなじリンクを持つものが事後的にまとめられる
この振る舞いはタグとほぼ同じ
タグとの違いとして「文章中からマーカーでハイライトするような」UIで作成できる
#書籍タグと違って文中で使われていることによって他の概念への関係性が緩やかに表現されている
ver.1
GPT5.icon
「ボトムアップのタグ付け」超要約(3行)
事前設計の 分類ツリー ではなく、メモから自然発生する リンク(=タグ) を継ぎ足していくことで知識ネットワークを育てる。
これは KJ法 の「表札づくり/収束」をデジタルに移植し、発想の累積効果(未発達→安定→包括→没落)を回す実践。
Scrapbox/Cosense では ページリンク と 行リンク を核に、リンコグラフィー的に「発散=枝分かれ/収束=枝をまたぐリンク」を重視する。
nishio.icon4行の入力だけでこれを生成できたのはすごいなと思う
リンクでたどれる範囲に肝心の情報整理3.0のことが書かれていなかったために生成物からすっぽり抜けている
GPT5Thinkに聞いたらあっさり答えられた
コア原則(抜粋)
トップダウンの分類は最小限:知識追加で構造が変わる前提。固定ツリーは「死んだテキスト」化を招く。ネットワークで保存する。
リンクこそタグ:#ハッシュより ページリンク を基本にし、行リンク で具体の関係を結ぶ。コピーだけで参照を切らさない。
収束の瞬間を可視化:異なるグループ間をつなぐ線=収束思考(critical backlink)。ここが知の進歩点。
発想のライフサイクル:
未発達(仮説の芽)→ 安定(同型の再出現)→ 包括(他要素と結合し高次化)/没落(矛盾で棄却)。記録して回す。
運用フロー(発散→収束を最短距離で回す)
1. 発散(10分)
具体メモを小粒で投下(1メモ=1主張/1事実)。
迷ったら無理にタグ化しない=未発達で置く。
2. 軽収束(10分)
各メモに最低 2本のリンク を足す(例:関連概念/反例)。
行リンクで「どの行とどの行が響いたか」を明示(critical backlink を狙う)。
3. 表札づくり(10分)
近接したページ群に 見出しと一文要約 を付ける(KJ法の「表札」)。
その場で「状態タグ」を付与:🍼未発達/🧱安定/🕸包括/🗑没落。
ポイント:まず書く → 後からつなぐ → まとめる の順に小さく回し、清書(一次元の本化)は最後。
リンク&タグ作法(ミニ規約)
名詞でページ名(短く・一義的に)/同義語はリダイレクト用の薄いページを置く。
行リンク最優先:引用コピペは便利だが参照が切れる。可能な限り原文行へリンク。
関係語は最小セット(任意):is-a / part-of / supports / refutes / example-of を行頭に書き分けてもよい(過剰ラベリングは×)。
計測とレビュー(軽量KPI)
孤立率:孤立ページ÷総ページ(低いほど良い)。
平均バックリンク数:収束度の指標(高いほど良い)。
クリティカル比:複数バックリンクを持つ行の割合(収束の“芽”)。
包括イベント数:異なるクラスター間を結ぶリンク新設の件数。
いずれも Scrapbox のリンク一覧で手計測→月次だけ数える運用で十分。
アンチパターン
先に巨大カテゴリ表を作る/書きながら分類で悩む。
コピペで参照断ち(収束の証拠を消す)。
早すぎる清書(ツリー固定)でネットワークを殺す。
いますぐの一手(15分で)
今日のメモから 5件 を選び、それぞれに 2リンク+状態タグ を付ける。
つながった小島に 表札行(タイトル+一文) を追加。
「枝をまたぐ一本」を必ず作る(=収束の種を1つ)。
必要なら、この運用を 1ページの「運用規約」 に整えてCanvas化します(見本テンプレ付き)。