バルタサル・グラシアンの成功の哲学
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訳者あとがきに出典などがキチンと書かれていて好感が持てる
17世紀スペイン、衰退するスペイン
1601 生まれ
18歳でイエズス会の修道士になる
1637 英雄論 理想的な指導者について
35歳 ここから全ての本がイエズス会に無断で発行される
1646 政客論 スペイン王の偉大さについて
1646 賢者論 賢明な人が堕落した世界で生き延びるための方策
1647 神託提要 これがこの訳書の元になっている
45歳
1657 クリティコン 皮肉に満ちた小説
イエズス会上層部に反感を買って田舎に追放、健康を害して病死
この本には「成功の哲学」ってタイトルがついているが、成功とはなんだろうか?
彼の人生は、400年後に読み続けられる本を書いたという側面と、自分の所属する組織から評価されず追放され病死する、という側面がある
自分の人生を自分はどう生きたいのかよく考えて付き合い方を決めないといけないと思う
この本は底本のクリストファー・モーラーによる英訳の300件の箴言から200個を選んで順番を変えて掲載している
オリジナルがどんな順番でどういうことを書いてたかはよくわからない
by Balthasar Gracian
translated by Joseph Jacobs
1892
ロシュフコーに影響を与えたと書いてあった。実際のところどうなのか詳しく知らないが、そこは僕の中で連想がつながってなかったのでメモ