エフェクチュエーションの5原則
2019-03-15
エフェクチュエーションの起業家的熟達の5原則。
非予測的コントロールの原則。
不確実な状況をコントロールするために、予測を元にした戦略の使用を減らす。
手中の鳥
目的主導(goal-driven)ではなく手段主導(means-driven)
目的ではなく手段に注目する
「与えられた目的の達成のために、新しい手法を発見しよう」とするのではなく「すでに持っている手段で、何か新しいことをやろう」という考え
許容可能な損失
期待利益ではなく許容可能損失
バーベル戦略
クレイジーキルト
機会コストを気にかけない
競合分析を行わない
コミットする意思のある人すべてと交渉する
経営に参加するメンバーが企業の目的を決めるのであり、逆ではない
メンバーが企業の目的を決める
企業がメンバーの目的を決めるのではない
これは割と組織文化の多様性の影響を受けそう
Erin Meyer
レモネード
「もし人生がレモンを与えるなら、レモネードを作れ」
不確実な状況を避けない
克服しない
適応しない
予期せぬ出来事をテコとして利用する
飛行機の中のパイロット
起業家の努力を外的要因(技術トラジェクトリやトレンド)の活用に限定しない
人間に働きかけることが事業機会創造の主たる原動力
コントロールできないことは気にしない
2024-05-24
計画的偶発性やセレンディピティを連想したが、5つの原則のどこにハマるかというと微妙
むしろ曖昧な計画的偶発性やセレンディピティの概念をより詳細化して分割したものがエフェクチュエーションの5原則って感じ
2024-02-15
ページが存在するのに気づかずにGPT4に解説させた
nishio.icon米バージニア大学のサラス・サラスバシー教授が2001年に提唱した。成功した起業家の経験則から抽出したエフェクチュエーションの5原則を解説して
gpt.iconエフェクチュエーションは、成功した起業家が直面する不確実性を乗り越えるために用いる意思決定と行動のプロセスを体系化したものです。サラス・サラスバシー教授が2001年に提唱したこの概念は、従来の事業計画に基づくアプローチとは異なり、利用可能なリソースを出発点として将来を創造していく方法を提唱しています。エフェクチュエーションの5原則を以下に解説します。
手駒を見る (Bird in Hand Principle):
起業家は、現在持っているリソース(誰を知っているか、何を知っているか、誰が自分を知っているか)から出発し、それらを活用して新たな機会を探求します。これは、明確な目標がなくとも行動を開始することを意味します。
許容可能な損失を考える (Affordable Loss Principle):
リスクを取る際、潜在的なリターンではなく、失うことが許容できる範囲(損失)に焦点を当てるべきだという原則です。これにより、不確実性が高い状況下での意思決定が促されます。
許容可能損失
レモネードの原則 (Lemonade Principle):
不意の出来事やサプライズを機会として捉えることの重要性を強調します。計画通りに進まないことがあっても、それを利点に変える柔軟性を持つべきです。
nishio.iconすっぱいレモンをレモネードに変えるということ
パッチワークキルトの原則 (Patchwork Quilt Principle):
競争ではなく協力によって新たな市場を創造することを奨励します。起業家は、ステークホルダー(投資家、顧客、パートナーなど)との関係を築き、共同で目標に向かって努力します。
パイロット・イン・ザ・プレーンの原則 (Pilot in the Plane Principle):
未来は予測によってではなく、起業家自身の行動によって形作られるという考え方です。自分の行動が結果に直接的な影響を与えるという信念に基づき、主体的に未来を形成していく必要があります。
これらの原則は、不確実性の高い環境下での創造的かつ効果的な問題解決の方法を提供し、起業家が新たな事業機会を発見し、それを実現するための実践的な指針となります。エフェクチュエーションは、起業家だけでなく、あらゆる分野のイノベーターやリーダーにとって有用なアプローチと言えるでしょう。