わからないものをわかるまで掘り下げる
2025-09-07
https://gyazo.com/cd35523991cf65e3a8be9e4c91c3fb8a
わかるものの集合U
Aは入っているので「わかる」
Bは入ってないので「わからない」
Bを掘り下げるとC1とC2になる、これもわからない
C2を掘り下げるとD1とD2になった、これはわかる
これによってC2が新しくわかるようになった
C1がわからないままなのでBはやはりわからない
Bがわかるようになるには、掘り下げた結果として出てきたすべてのわからないものを掘り下げてわかるところまでたどりつかなければならない
これには大きなコストが掛かるが、現時点では回避方法が見つかっていない
関連
今持っている知識の一歩先の知識しか受け止められない
一歩手前の質問
賢い人はわかりやすく説明できる」とは「理解している人は掘り下げられる」ということ
情報の受け手のニーズに合わせて掘り下げて解説することは大きなコストが掛かるので普通は無償ではやらない
国民の税金で雇われた教師が教育を与えて来ることを人生の序盤で体験することで教育が無償であるかのように勘違いする
原体験
これ僕の子供の時の原体験として、百科事典が与えられて、わからない単語があって、それを調べて、というサイクルを繰り返して今でいう「知識ネットワーク」を構築した
辞書を読む
オンラインの百科事典Wikipediaの誕生によって、広くアクセス可能になった
百科事典を子供に与えようと思うような親によってこのような子供が育つというのはインテリゲンチアの再生産な感じがある
Wikipedia以前は図書館がアクセス提供の役割を持ってたんだろうな
これが原体験にあると「単語がわからないなら調べたらいいじゃん」となりがち
わからない単語が目に入るだけで拒絶反応を示す人が多数派みたいなんだけど共感できない
2025-09-14
C1を記録しておくことに関して
自分の理解を改善していくプロセスとしては、当然残しておくべきと思う
C1は「まだ掘り下げていない」「将来掘り下げる可能性がある」もの
消してしまうのはよくない
わかる文章を求めている読者には邪魔
著者が理解してない概念が「AIが出力してきた」という理由で記載されている
これは情報の生産者であるか情報の消費者であるかの違い
牛肉を育てている牛の身体と、それを食べるために一口サイズに切ったり叩いて柔らかくしたりして欲しいレストランの顧客
まだ生きてるんだから一口サイズに切れるわけがない