「AIが仕事を奪う」の「仕事」を「問題」と「解決」に分けて考える
AIによって「AIを使う人」の「解決」の生産性が上がる 「問題」の量が限られているなら「解決」の値段が安くなる
税理士が影響を受ける仕事として言及されやすい
解決が楽になっても問題の需要が増えないから
「2倍楽になったから2回税金の申告をしよう」なんて人はいない
このストーリーには二つの条件がある
AIによって「解決」の生産性が高まること
「解決」が安価に供給されて「問題」の需要が増えないこと
別の表現
生産性が上がって需要が増えなければ価格が下がる
周辺にソフトウェアエンジニアが多いのでソフトウェアエンジニアが今後どうなるのかという心配の声が聞かれる
ソフトウェアエンジニアは真っ先に生産性が上昇する職種だろう
業態によって状況はまちまちだろうけど「改善したいことがたくさんあるけどエンジニアのリソースが足りないので優先順位をつけて取捨選択するしかない」という状態になってる現場は「解決するべき問題が、解決の生産性を上回ってる」ので当面は状況が良くなる方向に進んでいく
「特定顧客向けカスタマイズは費用対効果が悪いから断る」的な話も、生産性が上がれば断らずに済むようになる
長期的に見ると、そういう「既に契約してるソフトウェアベンダー」が顧客向けのカスタマイズを安価に提供するようになると、新規企業が参入しにくくなるだろうね
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