「22世紀の民主主義」と「肩をすくめるアトラス」
「22世紀の民主主義」
p.139
「今ある民主主義は無知で何も創造しない過半数の人々のルサンチマンを発散する制度に成り下がっている」
「肩をすくめるアトラス」のセリフにありそう
p.149
民主主義からの逃走
もうこれ肩をすくめるアトラスじゃん
もう一歩先に進んでる
離脱権が資本独裁を予防する
一方でPlural Moneyとかでは離脱税を掛けてロックインしようとしてくるよな
「金と権力を手に入れた人間は、偉人としてチヤホヤされたいという承認欲求にたどり着く。弱者への施しを生む」
松澤友作さんのお金配りの話を事例に書いちゃうのウケる
アトラスでは多数派の弱者に施しを強要されて辟易して離脱するわけだが、その先の話として実力主義の世界に疲れたのかチヤホヤされたい欲なのか、自分から弱者に近寄って施しをする者が現れるのだな
有能な人が集まってるコミュニティでは誰もトップになれない
猿山の頂上に立ちたい欲があれば、この流れが発生するのかもな
そして古い民主主義の「多数派が正しい」「多数派は力を持たない」「だから力を持たないものが正しい」という奴隷道徳が再現される
「肩をすくめるアトラス」を踏まえて乗り越えてる本だ