non-GYP
多くの人は「100の要求仕様を受け取って100の出力を出す」という仕組みで仕事している
「方向性程度しか要求仕様はないから好きにやって200でも300でも出せるだけ高い成果を出して」という別の種類の仕事がある
しかもどのような制約があるのかは事前には明らかではない
進むことによって事後的に明らかになる
こういうタスクは「こういうタスクができそうな人」にしか任せられない
逆のタイプ: 「このプロジェクトを進めるために何をやったらいいんですか?」と指示待ちしてくる 「100の要求仕様を受け取って100の出力を出す」 タイプの人は要求仕様が与えられるまで動かない
要求仕様が曖昧なら一番自分が楽な方法でやる
高い成果を得ることではなく「要求に対して100%の出力を出した」がゴール
要求が曖昧で50に見えたなら50の出力を出してくる
LLMへのプロンプトと同じ
悪いプロンプトを書くと悪い成果が得られる
良いプロンプトを書いても良い成果が得られるとは限らないが、まあ相関はある
プロンプトの良し悪しの責任は指示する側にある
とはいえ制約が事前に明らかでない状態で完璧な要求仕様が作れるはずもなく
マイクロマネジメントしてズレる機会を減らすか
ズレることを当然のこととして捉えるか
自走力のない人が近い将来にAIに駆逐されて失業するんじゃないか
という話もあるけど、そうなるかどうかはブロジェクトを進める上で全く関係ない
AIであれ人間であれ「エージェント」に良い仕事をさせるために良いプロンプトを入れるのは使用者の責務
自走力がない人は「自走しないエージェント」として振る舞うことしかできないが、自走力がある人はどちらもできる
その有限のリソースをどのプロジェクトにどれくらい分配するかを自分で決める
つまり「プロジェクトの目的」より上位の存在としてその人の「自分の目的」があり、目的達成に有益なら積極的に活動するし、そうでもないならほどほどに活動する