V-Dem DEMOCRACY REPORT 2024
claude.icon2024年のDemocracy Reportの主なポイントは以下の通りです。
1. 民主主義のレベルは1985年レベルにまで後退。特に東ヨーロッパ、南・中央アジアで顕著。一方、ラテンアメリカ・カリブ海地域は全体的な傾向に反して民主主義レベルは上昇。 2. 60カ国が政治体制の変容過程にある。42カ国で独裁化が進行中で、世界人口の35%、28億人が影響を受けている。一方、民主化は18カ国、世界人口の5%、4億人のみ。
3. 42カ国中28カ国は独裁化開始時点では民主主義国だった。そのうち15カ国のみが2023年時点で民主主義国にとどまっている。選挙管理の自律性は22カ国で大幅に低下。
4. 民主化の9カ国のうち7カ国は独裁体制から移行。18カ国は合わせて世界人口のわずか0.38%の3000万人。表現の自由とメディアの自由は、過半数の民主化国で大幅に改善。
5. 25カ国が独裁化の「ニアミス」で、9カ国が民主化の「ニアミス」。2024年は過去100年で最大の選挙の年。60カ国中31カ国は民主主義レベルが低下中、改善は3カ国のみ。選挙は民主化の引き金にも独裁化の手段にもなりうる重要イベント。
全体として、民主主義の後退が顕著な一方、一部に明るい兆しもみられるというのが2024年のDemocracy Reportの概要です。特に2024年の各国選挙の動向が今後の民主主義の行方を大きく左右すると指摘されています。
V-Dem民主主義指数で既にまとめてるのを忘れてもう一度やってしまった、同じ内容を要約したときにどれくらい差が出るかのサンプルとして残しておくnishio.icon