V-Dem民主主義指数

1. 世界の民主主義は後退が続いている。国民1人当たりが享受する民主主義のレベルは1985年レベルにまで低下。国別平均では1998年レベルに後退。

2. 世界人口の71%、57億人が独裁国家に住んでいる。10年前は48%だった。

3. 60カ国が政治体制の変革過程にある。42カ国で独裁化が進行中で、世界人口の35%に当たる28億人に影響。一方、民主化は18カ国のみで、人口は4億人(世界人口の5%)。

4. 42カ国中28カ国は独裁化開始時は民主主義国家だったが、2023年には半数の15カ国のみが民主主義を維持。

5. 選挙の質も独裁者によって低下。選挙管理機関の自律性は42カ国中22カ国で大幅に低下。

6.「ニアミス」の独裁化候補国が25カ国ある一方、民主化の可能性がある国は9カ国。

7. 2024年は60カ国で国政選挙。うち31カ国は民主主義レベルが低下中で、改善中はわずか3カ国。選挙は民主化のきっかけにも独裁化の手段にもなり得る重要な転換点。

下記は若干ハルシネーションの気配があるので後で調べる

データ収集: V-Dem研究所は、世界中の約3500人以上の学者、専門家、地域専門家から情報を収集します。これらの専門家は、それぞれの国における民主主義の状況に関する詳細な調査に回答します。

変数の分類: 収集されたデータは、さまざまな民主主義の側面を反映する数百の変数に分けられます。これには選挙の自由、政府の透明性、司法の独立、市民の権利、メディアの自由などが含まれます。

指数の作成: V-Demはこれらの変数を基にして、複数の指数を生成します。代表的なものには、リベラル民主主義指数、選挙民主主義指数、参加民主主義指数、寛容民主主義指数、封建民主主義指数があります。これらの指数はそれぞれ、民主主義の異なる側面を測ることに特化しています。

透明性とアクセス: V-Demはそのデータと方法論を公開しており、研究者や一般の人々が利用できるようにしています。これにより、データの信頼性と分析の透明性が保たれています。

年次更新: V-Demの指数は毎年更新され、新たなデータと変化を反映した最新の情報が提供されます。

このようにV-Demの民主主義指数は、広範な専門家ネットワークの意見と詳細なデータ分析に基づいており、世界中の国々の民主主義の状態を包括的に評価しています。