Cartography初見の感想
西尾が初回に体験した時の感想
4人の議論でこれができるのは「チーム」単位での導入にとてもよいな
いまの井戸端は流石に4人では匿名性がないよなということで30人+くらいを想定しているが、チーム単位でできるならもっと気軽に試せる
最初にざっくりした15問に答えてからphase2、phase3で掘り下げられるのが良かった、どんどん具体的な質問になっていった
レポートを見る前に感じていたことのメモ
yes/noだけでなく自由記述で補足をかけたほうがいいかも
プログレス表示がないのであとどれくらいかわからない
時間で切るか量で切るか
同期的イベントでは時間で切りたくなる
量で規定されているの情報処理能力やどれくらい時間を掛けるかの個性で時間がばらつく
早く終わってしまった人が手持ち無沙汰になる
(具体的な議論の内容)「支援に徹する」とは?
そもそも支援とは何かが明確でない
広さ・深さ
最初に話してしまったことが掘り下げられるいどばたと比べて、まず広くいくのはいい感じ
たまたま最初にどうでもいいことを言ってしまってそれが微妙だと思いつつも掘り下げ続けられてしまう人がいる問題の解決になる
リソース配分
前提が共有されてない状態で投票すべきことではない
僕個人としては「論点が明確になった」「暗黙の前提の食い違いが修正される機会が生み出された」と感じている
が、この「他人と意見が対立している」「社会的葛藤」の状況が苦痛である人も多い
(だから対面でいきなり強い意見を言わずに周囲の空気をうかがってそれに合わせようという行動をする)
このタイプの人はこのシステムを「怖い」と思って、巻き込まれることを避けようとすることが予想される
上場企業で会社員をすライフスタイルを選択する人は対立回避的な人の方が多数派だと思う
(言及の容易さのために「羊と狼」に例えると、狼向けのシステムであって、羊には向いてない)
まあでも、新入社員がいきなり副社長のSNSにダメ出しすることを美談と捉えるカルチャーがあるサイボウズは大企業の中では狼が多めなのかもしれないが笑
それでもやはり羊が多数派だと思う
対立をたくさん経験して、対立解消をたくさん経験しないと、対立解消のスキルが身につかない
日本人の大部分は対立自体を回避するから対立解消スキルが低くて、その状態で対立を可視化されると次に何をしたらいいか分からなくなりそう
対立の解消にはいくつかのパターンがあると思ってて、それに落とし込んで解消することを支援しないといけない感がある
自分たちが使えばいい
自分たちが使い続けなかった場合、何が問題で使い続けられないのかを実体験として解像度高く知ることができる
(筆がのって後半を書き足したけど後半は今回の話とは関係ないです)
「AとBを3:7の比率にしよう」などとAやBの解像度が低いまま議論をしても意味がない
「意思決定者だけがレポートを読む想定」と聞いた
これは、それが望まれる組織も世の中にはたくさんあると思うが、サイボウズの場合は「情報は共有されるべき」というより強いカルチャーと衝突するから相性悪いな、という感じがした
世の中一般的には「マネージャ向けの情報を平社員が見れないのは当たり前では?」となって、さほど反発なく通る気がするな。
平社員に見せるためのまろやかにした全体レポートを作ってもいいかも
今の個人向けレポートにもう少しチームビルディング的な味付けをしたり
スクロール大変だから言及してる質問のグラフはここのすぐ下で見たいな、出先なので後で読む
全員共有するスタイルでのユースケースとしては「ワイガヤ」的な合宿の初日で行って、対立を可視化した上でフェードアウトができない状況を作り出す的な使い方を思いつきました