サイボウズ新人が副社長のSNSプロフィールにダメ出しをした件
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何が起きた?
2019年6月、サイボウズの取締役副社長(当時)・山田 理さんのTwitterプロフィールに対し、マーケティング本部の新入社員4人が「古くない?」「アイコンが“昭和臭”」「部活(野球部)の話いる?」などと社内グループウェアで指摘。本人がこれを受け入れ、プロフィール改善の“プロデュース”を新人に依頼・公開で進行しました。(サイボウズ式)
具体的に何を変えた?
カバー画像を設定、アイコン差し替え、プロフィール文を肩書と現職中心に簡潔化、アカウント名表記の最適化(「Osamu/山田理@サイボウズ」など)。やり取りはTwitter上でも公開され、改善案をそのまま採用したことが話題に。(AbemaTimes, BUZZmag)
いつの出来事?
初動ツイート:2019年6月5日(「新人からダメ出しがあり…お任せすることに」)
本番適用・公開:2019年6月11日
メディア化:2019年6月17日にABEMAが「フォロワー3倍」と報道、2019年10月29日にサイボウズ式が記事化しインタビューを掲載。(BUZZmag, AbemaTimes, サイボウズ式)
反響・効果(定量)
フォロワー数:約1,200 → 2,100超(一晩/数日で増加)→ その後4,300超(2019年10月時点の社内記事)。
インプレッション:改善した当月に200万超。
プロフィール閲覧:前月比100倍。(BUZZmag, サイボウズ式)
会社側の受け止め(文化的背景)
山田氏は「新人だから抵抗はない。詳しい人に学ぶ」と述べ、「誰が言うか」より「何を言うか」を重視する姿勢を明言。新入社員も「素直に受け入れてくれた」と回想。(サイボウズ式)
サイボウズでは、異論をオープンに出し合う心理的安全性の文脈でこの出来事が語られ、同社内で有名な「イヤホン事件」と並ぶ象徴例として紹介されることがあります。(サイボウズ式)
まとめ(ポイント)
新人の率直な指摘 → 経営陣が公開で採用 → 即時の成果(見える数字)という好循環。
ブランディング的にも“今の自分が何者か”に集中した書き方が効果的という示唆。
組織文化としてのフラットさ・透明性が、外部発信の改善と社内学習を同時に生んだ事例。
(主な出典:サイボウズ式2019/10/29、ABEMA TIMES 2019/6/17、当時のツイートまとめ)(サイボウズ式, AbemaTimes, BUZZmag)