AIによる監視が交換様式Dをもたらす?
先に公共に対してシェアし、それから事後的に感謝を受け取る
互酬的交換様式
小さいコミュニティでは全員が全員に目が届く
なのでフリーライダーは見つかって排除されることが予見され、それがフリーライドしない抑止力になった
「お天道様が見ている」思想
人間でない架空の監視者を置くことによるフリーライド抑止
氏族社会の社会構成体に関して、画期的な考察を与えたのは、マルクス主義者ではないマルセル・モースです。彼はそれを生産力や生産手段ではなく、交換から考えた。それは商品交換ではなく、贈与―お返しという互酬交換です。私はそれを交換様式Aと呼び、商品交換(交換様式C)と区別します。この交換は、贈与しなければならない、贈与を受け取らねばならない、贈与に対してお返しをしなければならないという三つの掟によってなされます。この掟は、人が作ったものではない。人がそれに従わざるをえないような「呪力」(ハウ)に強いられているのです。氏族社会のような社会構成体は、この交換原理によって作られています。 AIによる監視が交換様式Dをもたらす?