3種類の価値
3種類の価値がある
自分の中に貯まる価値
他人の中に貯まる価値
人間の外に貯まる価値
これが一番「もの」として認識しやすい
「お金」が代表例
「株式」「不動産」「オプション」「著作権」「特許権」「契約(=債権)」など
「知識」という言葉にしたことで、そもそも「知識」とはなんぞやという曖昧性が生じた
例えばPythonでリストの中にどんな要素があるか数を数えたいな〜〜となった時にスキルの低い人はfor文を書き始める
スキルのある人は「Pythonの標準ライブラリのcollectionsモジュールにCounterというまんまその目的のものがあるよね」と一瞬で思い出して使うことができる
このスキルは「Pythonのライブラリリファレンスを読んだことがあること」によって獲得されてて、容易に移転できない、だからスキルとされてた
2024年現在、ChatGPTに「Pythonでリストの中にどんな要素があるか数を数えたい」と言えば「Pythonでリスト内の各要素の出現回数を数えるには、collectionsモジュールのCounterクラスを使うのが便利です。以下は具体例です:<code>」と返してくる
つまり容易に移転できるようになったからもはや「移転困難スキル」ではない
ITエンジニアは「公開されている情報を読むことによって獲得する」というメンタルモデルを強く持ちすぎている
特に2000~2023ぐらいに活動していた人は「日本語では情報がない、英語で本家のドキュメントを読むとわかる、英語ドキュメントを読んでることによって日本の他のプレイヤーより詳しくなり競争優位が生まれる」という成功体験を持っている
ChatGPTの登場はこの勝ちパターンを広範囲に破壊したと思う、日本語で質問すれば英語のドキュメントを元にAIが答えてくれるのだから
これはこの四半世紀における特殊な現象だったとのちの歴史家が考えるかもしれない
ゴセットの時代、知識は秘匿され流通しないものだった 「私がこれをやりました」という「実績」も移転困難で自分の中に貯まるリソース このページを書こうとしたのは、ある人Xが信頼を損ねる行為をして、その上で「こういう人を紹介してほしい」という依頼をし、「ある人YをXに紹介して、XがYに対して信頼を損ねる行為をした場合、Yの僕に対する信頼も損ねられるよね、信頼創出の期待値がプラスでないとそのトレードはハプンしないよね」的なことを言おうとして、社会資本って言葉では伝わらないよなぁと思ったことがきっかけ 逆も然りで、プラスサムな行動をする人には普通に生活してるだけでバンバンこの種の資本が渡される、無料で潤沢にある感じになる、一方でマイナスサムな人は大金を積んでも獲得できない調達困難リソースになる まあ「大金を積んでも獲得できない」って点に関しては、最近は有名人のサロン会員になって有名人からの認知を獲得したりサロン内での知名度を獲得したりするプレイが可能になってきてるのでTrueとも言い切れないか その構図を理解して善用か悪用かはさておき活用するごく少数の人と、理解しないでお金を差し出す「養分」と呼ばれる人とがいるように見える がまあ、有償の有名人サロンはあんまり詳しく中を見たことがあるわけではないので雑な感想
どのリソースからどのリソースに対しても、獲得を加速する効果がある
これは加速効果がある経路が作れた場合に指数関数的発展が起きるから識別容易な現象が起こるってこと