集合の包含関係が逆
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XがYを包含するのとYがXを包含するのが視点によって両立する例
「AさんとBさんが共有している知識」の集合は
「AさんとBさんとCさんが共有している知識」の集合を包含するので
「人の集合Sの中で共有されてる知識f(S)」はS1がS2を包含するときf(S2)がf(S1)を包含する
$ S_1 \subset S_2 \iff f(S_1) \supset f(S_2)
この関数fは包含関係を逆転させる性質があるのだがPさんQさんはその関数の存在に気づいていない
なのでSもf(S)も同じ言葉で呼んでおり、その結果、包含関係に関する意見が食い違う
集合の包含関係が逆になる別のケース
具体例
「一般知識」と「特殊知識」
「一般」が広くて「特殊」を包含しそうに思ってしまう
「特殊」を一般化して対象範囲を広げたものを「一般」と呼ぶことがあるから
AがBのスーパークラスである場合、AがBを包含する
AにBを代入しても良いが、BにAを代入してはいけない
一方で「Aを引数に取る関数」は「Bを引数に取る関数」に代入してはいけない
「動物一般を引数に取る関数」を「猫だけを引数に取る関数」に代入すると安全ではない、犬を引数にして呼び出されてしまうかもしれないから
つまり集合の包含関係が反転してるわけ