概念獲得過程の図解
妻と会話して概念を獲得した過程が面白かったのでFacebookに書いていたら図解しなきゃと言う意見があったので図解した。
https://gyazo.com/fd51029257f03e1cd81a435b0c167402
1: キンパの話題がでる。キンパの概念が曖昧だったので確認しようとする。
妻「今日は駅前でキンパを買う」
僕「キンパは海苔巻き?」
妻「Yes」
https://gyazo.com/570666c8adfbcf67022725109c6ac3f9
2: 明洞海苔巻きの話が出る。明洞海苔巻きは名前の構造から海苔巻きのサブセットだと暗黙に推測したが、明洞海苔巻きとキンパの関係がわからないので質問する。
「キンパは明洞海苔巻きか?」「No」
https://gyazo.com/ae073f331d4f04067a4aa4cc7f2ddd93
3: 質問に対して否定が返って来たので、関係が逆かなと考える
僕「明洞海苔巻きはキンパ?」
https://gyazo.com/e407455884165b6a8d4f3399b8e24ae6
「明洞海苔巻きは店の名前であり、かつその店の主力商品である」
=「"明洞海苔巻き"という名前で表現されるものの中に、"明洞海苔巻きと言う名前の店"と、その主力商品である"明洞海苔巻きと言う名前のX"がある」
https://gyazo.com/5d395678ea05d0caabaf2b6fd8686ce5
4
「明洞海苔巻きという店の主力商品である、明洞海苔巻きと言う名前の何か」は商品だと判断した
「明洞海苔巻きという店はキンパを売る店か?」
=「明洞海苔巻きという店の商品はキンパか?」
https://gyazo.com/3e1bb74294636f78f001f91786304f26
4回答
これにはNoと、補足情報が返って来た
妻「違う。キンパ以外も売る」
=「明洞海苔巻きと言う店の商品の中には、キンパでないものがある」
https://gyazo.com/c73e39ef5400b9e0fb764d3b9a07f5e9
なんとなく書いてしまったがこの$ \not \subset の使い方は正しくない
$ \forall x \in X, x \notin Y という意図
あえて言語化するなら「明洞海苔巻きと言う名前の店の商品の一部」になるであろう無名の概念が使われている 5 この回答を受けて僕の中での理解は完成した
https://gyazo.com/d82279286071946fd17528939b26c704
本日の西尾家(概念獲得のプロセス)
妻「今日は駅前でキンパを買う」
僕「キンパは…えっと、海苔巻き?」
妻「yes、明洞海苔巻きで買ったものと比較する」
僕「キンパは明洞海苔巻き?」
妻「違う」
僕「明洞海苔巻きはキンパ?」
妻「そうであるとも言えるしそうでないとも言える。明洞海苔巻きは店の名前であり、かつその店の主力商品である」
僕「明洞海苔巻きという言葉は店と商品の両方を指し示す語か。明洞海苔巻きという店はキンパを売る店か?」
妻「違う。キンパ以外も売る」