思考の結節点2024-08-19
何箇所かのprivate projectに散ってる話
PMスキルは定量的に評価が困難なので、スキルに対してだけ値段がついているのではなく、買い手の支払い能力の影響が大きい
エンジニアも「他の大勢と交換可能なスキル」と買い手に認識されたら「他の大勢」の相場になり、「交換不能な人材」と認識されたら個別交渉で買い手の支払い能力で決まる感じになる気がするな
強気の交渉をするのもそれなりにしんどいので適当なところで落ち着くけど、背景には常にこれがある感じ
どういうロジックでお金が発生していたか
企業の側に税務とか監査のルールが厳しく存在してて契約形態にあんまり選択肢がない
だから適当に使えそうなものを選んでるだけであって本質的な意味はない
能力は市場流通可能なものではない
これも同じことで「スキルに応じて単価が決まり、実動時間に単価を掛けて請求額が決まる」という「モデル」が、単に既存の契約形態としてよく知られていて使い勝手がいいから使われてるだけだよな 人間が理想的にコミュニケーションするなら、事後的に生み出した価値によって支払いを受ければ良いし、事前の会話でその支払いレンジを正しく予測できる
実際には受け取った価値分を支払わない顧客とか、やって欲しいことがうまく伝わらなくて価値のないものを提出してくる作業者とかのでうまくいかない
「やって欲しいことがうまく伝わらなくて欲しいものができなかった」という不幸なミスコミュニケーション、互いに相手が悪いと思って揉めるw
欲しいものが得られなかったのに支払うのは納得がいかないし、言われたものを作ったのに支払いが得られないのも納得がいかない
スーパーモジュラー生産に関して、根本的に市場メカニズムでは適切に評価されない的な話
より良い評価手段が今後生まれてくるかもしれないが、それまでの間どうやって生きていくのかを個々人が考えないといけないんだろうな
人それぞれ置かれた状況も使える武器も異なるから
僕がこの四半世紀に使った戦略が、次の四半世紀にも有用かどうかはわからない
そもそも状況依存だから聞いたら真似できるもんでもないしな