古典的功利主義
GPT5.icon
「最大多数の最大幸福」= 18〜19世紀の最初期の功利主義のイメージ
1. 歴史的に古いバージョンだから
ベンサム、J.S.ミルらの時代の功利主義が「最大多数の最大幸福」とよく要約されます。
この時代のスタイルを、後の議論と区別して **classical utilitarianism(古典的功利主義)**と呼ぶことが多い。
2. 中身の特徴がわりとはっきりしているから
善いもの=快楽(幸福)そのもの
悪いもの=苦痛
評価基準=みんなの幸福の合計(トータル)を最大にすること
→ 少数者の犠牲などへの配慮が薄く見えやすい形。
nishio.iconたとえば「貧しい人にとっての1万円は金持ちの幸福度が高いので、1番の金持ちから資産を剥奪して貧しい人に分配したらみんなの幸福の総和が上がるよね、だからこの行為は善である」というロジック
3. 現代の功利主義はもっとバリエーションがあるから
「幸福」ではなく選好(preference)を最大化する立場
「合計」よりも弱者を重く見る(優先主義)
個々の行為ではなくルールのレベルで考える「ルール功利主義」
…など、「最大多数の最大幸福」だけでは言い切れない派生形が増えました。
なので、
「最大多数の最大幸福」…古典的功利主義の代表的スローガン
「功利主義」全体…もっと広くて、多様なバージョンを含む
というニュアンスを出したくて「古典的」と付けました。