不老不死でも心は老いる
落合陽一 Yoichi OCHIAI 2014-10-19のツイート 27歳ぐらい
心そのものが歳をとるまえに,身銭をきっていいものを食べたり,いい服を着たり,勉強に時間をかけたり,違う世界に飛び込んでみたりすることがすごく大切だから,無計画に貯蓄するよりはビジョンを定めて自己投資していくことが大切.40代くらいの少しの貯蓄あるつまんない大人になっちゃダメだ.
放っておいたら,先延ばしにしていたら心が歳をとるのだ.一生で得られる幸せを最大化するには幸せを一番感じられるときに,幸せを感じる必要があり,そして心自体も老いないようにしなければならないのだ.諦めさえしなければ青春は続くし,後悔からくるこじらせたような歳のとり方をしてはいけない.
一度終わった青春を,老いてから取り戻そうとするこじらせた大人はきっと東京オリンピックが終わっても六本木のクラブで若い女の子に酒をおごりながら,説教くさい話をしながら,人生を過ごしていくんだろう.
大人にしか出来ないことと,若いから楽しめることを一緒に考えちゃダメだ.金と時間の問題じゃない,タイミングと目的の問題だ.時代時代をやりきってこそ見えることがあるし,それには自分がこの世界に何を遺したいのかはっきりさせる必要がある.若いうちにちゃんと考えておかなければならない. たとえ,不老不死が実現しても,心は老いるんだ.
社会の絶望度や心の老いのパラメータはコンビニに並ぶ酒のアルコール度数でわかる.何気なく手に取る酒の度数が高くなっていく,今をやり過ごす人の総意がコンビニの棚に並んでいく.最近はチューハイですら度数高い酒ばかりになっていく,成熟社会に希望を創り出したい.何歳になっても,今が大切.
「心が歳をとる感覚」は、簡単に「物事全般に興味を失っていく感覚」と言えるかもしれない。歳をとって身体が動かなくなるのと同じように、心が動かなくなるのだ。しかも、自分では「あれもこれもわかっているから」と勘違いしているかもしれない。あるいはすっぱいぶどうのように考えたり。こわいな。 歳をとると恥をかくことがこわくなる人もいる。私はそうなりたくないな。いろんなことやって、若い人から「結城さん、これ違いますよ。こうですよ」と突っ込まれたいな。「あっ!そうなんだ。てへ。やっちゃった」と返したい。
若い人から無視されるのも嫌だし、突っ込まれなくなるのも嫌だな。いつまでも心を若くしておきたいものです。