なめらかな社会とその敵+谷口忠大
考えてることの関連性は高いのに本人たちは初対面だったのか
この二人の思考が互いに影響を与え始めるのは熱い
積み続けて幾星霜。なめ敵文庫版。
遅くなって。
今年のJSAIの人工生命関連セッションがらみでご本人にお会いする機会があって「ぐわー、先に読んどくんだったぁ〜」となった。読んだ。
さきに「読んでたらあんな議論やこんな議論ができたのにね」と、あらためて、、、。
2013年に書かれた本であり、インターネット技術の発展を背景にしつつ、新しい経済・政治システムを提案する野心的な本。単純に語り手としての優れっぷりに関しても支持者が多いの納得。こういうスケール感の本はなかなか日本の書き手で出会えない。
読むのが遅くなった僕のせいなんですが、すでに書かれたのが10年以上前ということで、時代性を感じもする。「SNS」はこの十年を語るのに大きな役割を演じるが、その影響や露わになった姿を踏まえて、今書かれるとしたら本書はどう変わるのだろう、変わらないのだろうか、などと思いながら読んでいた。 今度お会いした際には、記号創発システム論やコミュニケーション場のメカニズムデザインとの接合点も探りながら議論したい。(きっとまた機会があると思う!そんなご縁を感じました!)
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kensuzuki 浜松ではどうもでした。文庫版はP383からこの10年を振り返る補論がありますので、そちらも含めて、また是非お話しましょう!