環境リモートセンシング
本グループでは、ドローンを始めたした様々な機械を用いて調査を実施しています。
https://gyazo.com/8992541480d3621437ddd8f2b02b471d
ドローンを用いた調査
当プロジェクトでは、地形や樹冠の重なり具合を把握するためにドローンを飛ばしています。
下図が看護ビオトープをドローンで撮影した空撮画像を合成ソフトでオルソ画像化したものです。Google mapでは画像が粗く確認できない、木々の重なり具合を見ることができます。
https://gyazo.com/ea4ee1879858c47e7a8244dbbeca6c31
▲真上から見た看護ビオトープ
合成ソフトではドローンで撮影した空撮画像から標高モデル(DEM)データを作成することができます。よって下図のような土地の起伏を表すことができます。淡黄緑から黄色に近づくにつれ、標高が高いことを示していますが、淡黄緑色が水の流れをよく示しています。
それから、図面上にたくさん落ちているポイントは、植物調査で書いた樹木調査で測定した樹木の位置を示したものです。 樹木の間伐を提言する際には実際にこの図を提示して、業者に樹木を伐ってもらいました。
https://gyazo.com/11e0a925df2031b36848db7593114d3a
▲ドローンの空撮画像から作成したビオトープの起伏図と樹木の位置を落としたもの
看護ビオトープの構成樹木はほとんどが落葉高木なので冬には葉を落とします。夏の撮影時は木々の重なり具合を見たいので、葉っぱが茂っていた方が良いのですが、樹冠の下のどの位置に根元があるのかを把握することができません。葉を落とす冬に撮影することで、ビオトープの地形や樹木の位置をプロットすることができました。
このように時期を違えると得られるデータも変わってきます。
看護ビオトープと同じく総環キャンパスでもドローンを飛ばし、撮影した空撮画像を合成ソフトでオルソ画像化しています。
https://gyazo.com/e34fb9eddb7fb10669df24576d7a4b89
▲真上から見た総環キャンパス
また、ドローンLiDARを用いた調査も行っており、DEM、数値表層モデル(DSM)等の標高データを取得しています。
これにより、ドローンを用いて植生の高さ等を取得することができます。
https://gyazo.com/1513a876afd0ff4046d1f6a050abd20a
▲総環キャンパスの点群データ
森林三次元計測システムを用いた調査
本プロジェクトではドローンの他に、森林三次元計測システムOWLを用いた林内構造の調査を行っています。
以下の写真のように森林の中でLiDARを用いた計測を行うことで、指定した範囲内の樹木の高さと直径を算出することができます。これにより二酸化炭素の固定量やバイオマス等を算出することができ、森林の評価を行う軸となります。https://gyazo.com/47fe6ac6b46b0f2c1e8657a73c53fb08
▲森林三次元計測システムOWLを用いた森林の点群データ
リーダーからの一言
ドローンを用いれば、人間が入れない場所や広大な土地の調査を行うことができるようになり研究の幅が格段に広がります。
キャンパス内で見かけることもあると思うので、興味がありましたらぜひお声がけください!
https://gyazo.com/5ce409fa1b00914f069fdfc3ba4e66d4
▲調査風景