達人に学ぶDB設計
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第1章 データベースを制する者はシステムを制す
1-1 システムとデータベース
データ処理としてのシステム
データと情報
1-2 データベースあれこれ
データベースの代表的なモデル
DBMSの違いは設計に影響するか?
1-3 システム開発の工程と設計
システム開発の設計工程
設計工程と開発モデル
1-4 設計工程とデータベース
DOAとPOA
3層スキーマ
概念スキーマとデータ独立性
演習問題
第2章 論理設計と物理設計
2-1 概念スキーマと論理設計
論理設計のステップ
エンティティの抽出
エンティティの定義
正規化
ER図の作成
2-2 内部スキーマと物理設計
物理設計のステップ
テーブル定義
インデックス定義
ハードウェアのサイジング
ストレージの冗長構成
ファイルの物理配置
2-3 バックアップ設計
バックアップの基本分類
完全/差分/増分
フルバックアップ
差分バックアップ
増分バックアップ
バックアップ方式にもトレードオフがある
どんなバックアップ方式を採用すべきか?
2-4 リカバリ設計
リカバリとリストア
リストアとロールフォワード
演習問題
第3章 論理設計と正規化 ~なぜテーブルは分割する必要があるのか?
3-1 テーブルとは何か?
二次元表≠テーブル
3-2 テーブルの構成要素
行と列
キー
制約
テーブルと列の名前
3-3 正規化とは何か?
正規形の定義
3-4 第1正規形
第1正規形の定義 ~スカラ値の原則
第1正規形を作ろう
なぜ一つのセルに複数の値を入れてはダメなのか? ~関数従属性
3-5 第2正規形 ~部分関数従属
第2正規化を行う
第2正規形でないと何が悪いのか?
無損失分解と情報の保存
3-6 第3正規形 ~推移的関数従属
推移的関数従属
第3正規化を行う
3-7 ボイス-コッド正規形
3次と4次の狭間
ボイス-コッド正規化を行う
3-8 第4正規形
多値従属性 ~キーと集合の対応
第4正規化を行う
第4正規形の意義
3-9 第5正規形
第5正規化を行う
3-10 正規化についてのまとめ
正規化の三つのポイント
正規化は常にするべきか?
演習問題
第4章 ER図 ~複数のテーブルの関係を表現する
4-1 テーブルが多すぎる!
4-2 テーブル同士の関連を見抜く
1対1、1対多、多対多
4-3 ER図の描き方
テーブル(エンティティ)の表記方法
IE表記法でER図を描く
IDEF1XでER図を描く
4-4 「多対多」と関連実体
演習問題
第5章 論理設計とパフォーマンス ~正規化の欠点と非正規化
5-1 正規化の功罪
正規化とSQL(検索)
正規化とSQL(更新)
正規化と非正規化、どちらが正解なのか?
5-2 非正規化とパフォーマンス
サマリデータの冗長性とパフォーマンス
選択条件の冗長性とパフォーマンス
5-3 冗長性とパフォーマンスのトレードオフ
更新時のパフォーマンス
データのリアルタイム性
改修コストの大きさ
演習問題
第6章 データベースとパフォーマンス
6-1 データベースのパフォーマンスを決める要因
インデックス
統計情報
6-2 インデックス設計
まずはB-treeインデックスから
B-treeインデックスの長所
B-treeインデックスの構造
6-3 B-treeインデックスの設計方針
B-treeインデックスはどの列に作れば良いか?
B-treeインデックスとテーブルの規模
B-treeインデックスとカーディナリティ
B-treeインデックスとSQL
B-treeインデックスに関するその他の注意事項
6-4 統計情報
オプティマイザと実行計画
統計情報の設計指針
演習問題
第7章 論理設計のバッドノウハウ
7-1 論理設計の「やってはいけない」
7-2 非スカラ値(第1正規形未満)
配列型による非スカラ値
スカラ値の基準は何か?
7-3 ダブルミーニング
この列の意味は何でしょう?
テーブルの列は「変数」ではない
7-4 単一参照テーブル
多すぎるテーブルをまとめたい?
単一参照テーブルの功罪
7-5 テーブル分割
テーブル分割の種類
水平分割
垂直分割
集約
7-6 不適切なキー
キーは永遠に不変です!
同じデータを意味するキーは同じデータ型にすべし
7-7 ダブルマスタ
ダブルマスタはSQLを複雑にし、パフォーマンスを悪化させる
ダブルマスタはなぜ生じるのか
演習問題
第8章 論理設計のグレーノウハウ
8-1 違法すれすれの「ライン上」に位置する設計
8-2 代理キー ~主キーが役に立たないとき
主キーが決められない、または主キーとして不十分なケース
代理キーによる解決
自然キーによる解決
インターバル
オートナンバリングの是非
8-3 列持ちテーブル
配列型は使えない、でも配列を表現したい
列持ちテーブルの利点と欠点
行持ちテーブル
8-4 アドホックな集計キー
8-5 多段ビュー
ビューへのアクセスは「2段階」で行われる
多段ビューの危険性
8-6 データクレンジングの重要性
データクレンジングは設計に先立って行う
代表的なデータクレンジングの内容
演習問題
第9章 一歩進んだ論理設計 ~SQLで木構造を扱う
9-1 リレーショナルデータベースのアキレス腱
木構造とは?
9-2 伝統的な解法 ~隣接リストモデル
9-3 新しい解法 ~入れ子集合モデル
入れ子集合モデルを使った検索
入れ子集合モデルを使った更新
9-4 もしも無限の資源があったなら ~入れ子区間モデル
使っても使っても尽きない資源
入れ子区間モデルを使った更新
9-5 ノードをフォルダだと思え ~経路列挙モデル
ファイルシステムとしての階層
経路列挙モデルによる検索
経路列挙モデルを使った更新
9-6 各モデルのまとめ
演習問題
付録 演習問題の解答
第1章 解答
演習1-1 DBMSの情報確認
演習1-2 アプリケーション改修のタイプとコスト
第2章 解答
演習2-1 データベースサーバーのクラスタリング構成
演習2-2 ハードウェアリソースの情報取得
演習2-3 サーバーCPUの机上サイジング
第3章 解答
演習3-1 正規形の次数
演習3-2 関数従属性
演習3-3 正規化
第4章 解答
演習4-1 ER図
演習4-2 関連エンティティ
演習4-3 多対多の関連
第5章 解答
演習5-1 正規化されたテーブルに対するSQL
演習5-2 非正規化によるSQLチューニング
第6章 解答
演習6-1 ビットマップインデックスとハッシュインデックス
演習6-2 インデックスの再編成
第7章 解答
演習7-1 パーティションの特徴
演習7-2 マテリアライズドビューの機能
第8章 解答
演習8-1 ビジネスロジックの実装方法の検討
演習8-2 一時テーブル
第9章 解答
演習9-1 木構造を扱うモデルの正規形
演習9-2 実数のデータ型
索引