Jean Laplanche「精神分析における生と死」1970/11/13
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欲動 (Trieb)
衝迫 (Drang)
目標 (Ziel)
滿足
對象 (Objekt)
源泉 (Quelle)
本能 (Instinkt)
性源域 (zone érogéne)
世話を受ける領域、すなはち母親の注意深い特別な世話を受ける領域
これらの領域は、成人側からの最初の性源性の働きかけを引きつける
最初の「partner」の主體性が發揮されると、これらの領域に兩親の幻想、何よりも母親の幻想が集約される。
內なる異物
原幻想
$ \ne原光景
根源的幻想$ \cancel S\diamond a
性的興奮を子どものうちに導入する點
口唇
肛門
男根
時
依託の時
依託 (étayage)
milk といふ現實的對象
自體愛の時
自體愛 (auto-érotisme)
全體對象 (objet total)←鏡像的關係 (relation spéculaire)→自我 (moi) 鏡 : 保證者=應答者 (répondant)
大文字の他者$ A
邊獄 (limbus)
古聖所。陰府
原幻想$ \cancel S\diamond a
sexuality の再發見
sexuality の全體が、本能を逸脱させ、本能の目標を譬喩化し、本能の對象を移動して內在化し、本能の源泉を場合によってはきはめて狹い領域に、すなはち性源域に凝縮する運動のなかにある。
心的裝置と外的現實
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$ \phi: 知覺 (W)
$ \omega: 意識 (Bw)
$ \uparrow: 身體內部からの刺激
$ \psi系がさらされてゐる興奮に備はってゐる「現實價値」を、連續する放出が當の$ \psi系に知らせる
最初の message に「現實」指標を附與する、message についての message (b)
現實の徴 (Realitätszeichen)
現實檢討 (Realitätsprüfung)
吟味
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自我が單に存在することで、外的現實のみが作働するやうになり、他方で、內部起源の僞-現實は作動しなくなる。 精神病の鬪ひはその始まりにおいて、一定の領地をあらためて圍ひ込まうとする必死の試みとして常に現れる。 注意
句讀點
自我 (ego) は、想像的$ Iには理想自我$ i(a)であり、象徴的$ Sには自我理想$ I(A)であり、現實的$ Rには超自我$ S(\cancel A)である https://gyazo.com/c8c4212bd1a0024100fc9ea9b5d07352
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強迫 (Zwang)
自己 (auto。selbst) の〈時〉の優位性
再歸的な〈時〉
zero 原理の優位性
自由 energy (energie libre。Freie)
涅槃原則 (Nirvanaprinzip)
一次過程
このやうな病理的な防衞が、性的な次元の想起に關はるときにだけ生じる
sexuality (sexualité)
tanatos
一般に判斷は、主語槪念が述語槪念と繋辞 (copula) で結びつくことで成立する。Georg Wilhelm Friedrich Hegel は『小論理學』の第三部「槪念論」で、主語と述語の同一性$ =を定立するだけの「である」といふ繋辞が、その內容が「充實」し、判斷にさらなる意味と聯關を與へる「推理」$ \impliesへと進展する過程を論じてゐる。Jean Laplanche は、死の欲動の極限狀態を文の繋辞だけが働く述語的運動と考へてゐる。 ←→恆常性原理
拘束 energy (energie liée。Gebundene)
←→快樂原則 (Lustprinzip)
二次過程
→eros
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起源的なものを肯定する必然性
私たちが「特別な明晰さ」と言ふのは、いくつかの發見を、發見者自身が忘れ、うやむやにし、抑壓 (Verdrängung)することがありうるのを思ひ起こさせるためである。 見かけ上の二者擇一のそれぞれの選擇肢は、相互に等置されるべきものであり、「かつ」によって結びつけられるべきものである
分離 (séparation)
自由 energy
Helmholtz の自由 energy (Helmholtz energy)
等温等積過程の自由 energy
$ F(T,V,N),$ {\rm d}F=-S(T,V,N){\rm d}T-p(T,V,N){\rm d}V+\sum_i\mu_i(T,V,N){\rm d}N_i
F : Helmholtz の自由 energy
T : 温度
V : 體積
N,$ N_i: 物質量
S : entropy
p : 壓力
$ \mu_i: 化學 potential
Gibbs の自由 energy (Gibbs energy)
等温等壓過程の自由 energy
$ G(T,p,N),$ {\rm d}G=-S(T,p,N){\rm d}T+V(T,p,N){\rm d}p+\sum_i\mu_i(T,p,N){\rm d}N_i
緊張 energy
←→
拘束 energy
運動 energy
Sigmund Freud に於いては潛在的な物理 potential と逆に、拘束 (engagement) されず (顯在的に仕事をしてゐる) 動いてゐる energy の意味で、卽ち運動 energy の意味で「自由 energy」の語は使はれる