MotionTracking MK-II Plusの導入手順
モーショントラッキングはバージョンがいくつか更新されており、現在以下の種類があります。
MotionTracking
MotionTracking MK-I
MotionTracking MK-II
MotionTracking MK-II Plus
このページでは2024/9/3時点で最新のMotionTracking MK-II Plus及び追加Method4~6用modelの導入手順を解説します。
※使い方はMotionTracking MK-IIとほぼ同じです。追加modelの導入が難しい場合でも、本体導入は難しくないので更新すると良いです
プラグイン本体の導入
1. 配布サイトのReleasesにアクセスし、最新のzipをダウンロードする
https://scrapbox.io/files/659b411c8d3eed002429d26a.png https://scrapbox.io/files/659b41457b7ee30022b13f40.png
https://scrapbox.io/files/659b421775639100244b9c45.png
2. ダウンロードフォルダにあるzipを開き、MotionTracking_modelとMotionTrackingMKIIPlus.aufをpluginsなどプラグインが読み込まれるフォルダに移動します https://scrapbox.io/files/659b4327343a1900241df2d3.png
追加model(Method4~6)の導入
上記手順で本体の導入が出来れば初期で入っているmodelにてMethod1~3の使用が可能です。
https://scrapbox.io/files/659b47c0529c020023d28766.png
このMethod(メソッド)というのは「どのような計算方法でモーショントラッキングを行うか」というのを選択できる物です。
例として「Method Aでは素早い移動に対するトラッキングが得意」「Method Bではジグザグ移動に強い」「Method Cでは処理が早いけど精度が悪い」のような様々な違いが出てきます。(実際にはそんなに単純に説明できるものではないので、1で上手にトラッキングできなければ2を使ってみる…のような使い方になりそうです)
このMethodの4~6を使用できるようにmodelを導入することができます。
導入難易度の関係で6から解説します。
Method 6 (Vit)
1. 配布サイトよりthis URLと書かれている部分にアクセス
https://scrapbox.io/files/66d7112d9ccc01001c957c36.png
2. ダウンロードボタン(Download raw file)を押すとダウンロードされる
https://scrapbox.io/files/659b4929a257740024d48f65.png
3. ダウンロードフォルダにあるファイルをMotionTracking_model(上記プラグイン本体の導入にてpluginsなどに入れたやつ)に移動する https://scrapbox.io/files/659b499ba87c7b0023396e24.png
Method 5 (Nano)
1. 配布サイトよりthis URLと書かれている部分にアクセス
2. ファイルは2つあるので1つずつアクセスしてダウンロードボタン(Download raw file)を押すとダウンロードされる。これを2つとも同じように行う
https://scrapbox.io/files/659b4c268d3eed00242a2bd9.png
3. ダウンロードフォルダにあるファイル2つをMotionTracking_modelに移動する
https://scrapbox.io/files/659b4d21bc995c002350b493.png
Method 4 (DaSiamRPN)
1. 配布サイトよりthis URLと書かれている部分にアクセス
2. ファイルは3つあるので1つずつURLにアクセスする
https://scrapbox.io/files/659b4db264b6ef002648d0d4.png
3. ドロップボックスに繋がるのでダウンロードボタンよりダウンロードする。これを3つとも同じように行う
https://scrapbox.io/files/659b4ed4f247f90023e2bb84.png
4. ダウンロードフォルダにあるファイル3つをMotionTracking_modelに移動する
https://scrapbox.io/files/659b4f8bbc995c002350c9c5.png
ここまで正しく導入を行った場合MotionTracking_modelの中身は以下の8ファイルになります
dasiamrpn_kernel_cls1.onnx
dasiamrpn_kernel_r1.onnx
dasiamrpn_model.onnx
haarcascade_frontalface_default.xml
haarcascade_profileface.xml
nanotrack_backbone_sim.onnx
nanotrack_head_sim.onnx
vitTracker.onnx
以下、最新バージョンで削除済み
GOTURN
1. 配布サイトよりthis URLと書かれている部分にアクセス
2. ファイルは5つあるので1つずつアクセスしてダウンロードボタン(Download raw file)を押すとダウンロードされる。これを5つとも同じように行う
https://scrapbox.io/files/659b504f48a596002428673d.png
3. goturn.caffemodel.zip.001~004は分割されたzipファイルなので結合する必要がある。ダウンロードフォルダの入力欄でcmdを入力してEnterキー
https://scrapbox.io/files/663811bb307686002497fca6.png
4. 出てきたコマンドプロンプトに次のコードを入力してEnterキー(Ctrl+Vで貼り付けが可能)
copy /b goturn.caffemodel.zip.001+goturn.caffemodel.zip.002+goturn.caffemodel.zip.003+goturn.caffemodel.zip.004 goturn.caffemodel.zip
https://scrapbox.io/files/6638111e0c0bd50025276778.png
5. 結合されたzipが作られている。中にあるgoturn.caffemodelをMotionTracking_modelに移動する
https://scrapbox.io/files/659b567de553f200284b2d31.png https://scrapbox.io/files/659b570275639100244c76f4.png
6. ダウンロードフォルダにあるgoturn.prototxtをMotionTracking_modelに移動する
https://scrapbox.io/files/659b571582c5af00236b57bd.png