核
定義:中央集権的な制御
「小自由度」で「大自由度」を制御する
「小自由度」とは、変えることができる変数の数が少ないこと。対して、「大自由度」とは、変えるることができる変数の数が多いこと。
数学では、degrees of freedomに比例する(と思っているnatsuozawa.icon)
数学の空間の大きさに類似する概念natsuozawa.icon 例:
DNAは細胞の機能に関する情報を比較的小さい(数学的な)空間で管理している。DNAという「小自由度」で、細胞全体という「大自由度」をタンパク質の生成を通して制御している。
一方、タンパク質はDNAを書くので、お互い制御しあってバランスが保たれている。
我々はこうした互いに制御する機構を、DNAの情報のみで表す・捉えることができる。これはある種のreductionismである。 王という一人の人間を動かすことで、国・社会全体を動かすことができる。これは小自由度で大自由度が制御される例である。
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出典:本書19ページ