オートポイエーシス
ベルト・マトゥラーナとフランシスコ・ヴァレラが提唱
定義:
「構成素の産出(変換と崩壊)の各プロセスが一つのネットワークとして組織化(単位体として定義)されたもの」
1)「各構成素は、相互作用や変換を通して間断なく、前に構成素を産出した、プロセス(関係)のネットワークを再生し実現する」
ネットワーク自体が継続的に自らを作り変える。自己維持に関する話
2)「各構成素は、その空間における具体的な単位帯としてのネットワーク(機械)を構成する。そのようなネットワークとして単位体を実現する位相的領域を特定することによって、その空間で各構成素は存在する」
本書では膜に値する概念。膜はそれ自体ネットワークであり、別の膜の中に存在する。 圏論における圏の圏の概念に似てるnatsuozawa.icon 「膜の生成と自己維持の記述を試みようとしたシステム理論」
特徴:
自律性
個体性(非分割性)
単体性
入力も出力もない
システム(中)と環境(外)の間は入力も出力もないので、「有機構成のレベル」では独立しているが、「構造のレベル」では相互作用が行われる。これをシステムと環境の間の「構造的カップリング」という。
ここは複雑なので例をあげて欲しかったnatsuozawa.icon
オートポイエーシスの利点
1. 生命とは何かという問いに対して答える
2. 生命がもつ目的に対して答える
3. 主観性の起源の問題に答える
4. オートポイエーシスを出発地点として人間の生命活動について議論することができる