使わせないデザイン
1日24時間しかない中で、ユーザーにより多くの時間を費やしてもらうために、他のサービスに費やす時間に加えて、ユーザーの睡眠時間すらも競合対象になるというのだ。
依存者が後をたたないプロダクトたち
現代の多くのプロダクトは、ユーザーが夢中になるように「デザイン」されている。
酒、タバコ、ギャンブルに相当するレベルであり、スロットマシーンと同じ心理効果を生み出す。スマホでSNSを見るたびにまるで麻薬のような快感を脳が感じる事ができるというのだ。
見逃してしまう恐怖心 (FOMO) がアクティブ率を高める 変革を起こすポイント
具体的な機能
Screen Timeでは、ユーザーのデバイス利用時間とどのアプリにどれだけの時間を費やしているかの詳細を表示。
App Limits設定ではアプリの種類ごとに利用時間に制限をかけることも可能になった。
https://gyazo.com/a09d26914f46cd0b21eaf023c5d3dace
Googleもデジタルウェルビーイングの実現のために、Android Qにて、”Focus mode”を実装した。この機能では、メールやSNSなどの”気が散る”アプリを一時的にダウンさせる事ができる。 無限にスクロールしてしまいがちな画面内に「ここまではすでに見ましたよ」というメッセージを表示することで、ユーザーが永遠インスタを使い続けてしまう状況を打破しようとしている。
https://gyazo.com/27377d4857cf98d097a9e92193655830
YouTube: Time Watched
ユーザーがどれだけYouTubeを利用している時間が表示されるようになった。
これからのUXはユーザーが利用する時間だけではなく、利用していない時間と心の状態をデザインする仕事になるだろう