ファイザー
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英政府は2日、米製薬大手ファイザーと独製薬企業ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表した。来週から接種が始まる見通しだ。新型コロナのワクチンを承認したのは先進国では初めてで、ウイルスの世界的な流行の収束に向けて期待が集まりそうだ。 日本政府はこのワクチンについて、来年に1億2000万回分(2回接種で6000万人分)の供給を受けることで合意している。
ファイザーによると、約4万3500人が参加した最終段階の臨床試験でワクチンに95%の予防効果があり、深刻な副作用もなかった。英政府は、「英医薬品・医療製品規制庁は、ワクチンが厳しい安全性と効果の基準を満たしたと結論づけた」と表明した。
米食品医薬品局(FDA)は8日、緊急使用許可の申請を受けた米製薬大手ファイザーと独ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンについて、1回の投与でも一定の予防効果が見られたことを示した。同ワクチンは、3週間の間隔をあけて2回の投与が求められている。
FDAは承認を審議する10日の諮問委員会に向けて、ファイザーのワクチンに関する文書などを公表した。ファイザーが11月に公表した臨床試験(治験)の分析によると、2回の投与を踏まえた予防効果が95%だった。