ネット証券
活況相場追い風 大手ネット証券、全社増収 4~12月期
SBI証券が29日に発表した20年4~12月期の連結純営業収益は前年同期比37%増の1082億円、純利益は2.1倍の370億円といずれも過去最高を更新した。マネックス証券も増収増益となった。 新たに投資を始める個人も増え、大手5社の新規口座開設数は月間平均で昨年平均の倍近くに急増した。
日本株以外も好調だ。楽天証券では去年12月までの約2年間で米国の取引成立件数が30倍に増えた。米国も株式相場は上昇しており、株式売買で得た利益で個人がさらに売買するという循環が生まれている。 SBIは個人向けだけではなく新規株式公開(IPO)の引き受けなど法人関連の収益規模が拡大し、日本株の売買手数料で稼ぐ割合は18%にまで低下した。親会社のSBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長は「いっさい攻撃の手を緩めることなく、さまざまな施策を推し進める」として日本株の手数料をゼロ化する方針を掲げる。 https://gyazo.com/f6fbbcfb2beca737b39599bb1ca6eaad