テクハラ
「先輩、会議用のZoom設定くらい1人でできないんですか。こんな簡単な操作で手間取って、よくこれまで仕事してきましたね」
デジタルネーティブ世代の新入社員にとって、こんな嫌みを言いたくなる場面もあるだろう。だがこうした言動は「テクノロジー・ハラスメント(テクハラ)」になりかねない。厚生労働省はハラスメントの概念を 「①優越的な関係に基づき
②業務の適正な範囲を超え
③就業環境を害する行為」
と示す。業務上必要な知識の有無は「優越的関係」にあたる。新入社員でもハラスメントの加害者となるリスクがあることを自覚すべきだ。