『窓辺にて』
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本気でやっていたら、やめても続けても悔いは残るもの。
「手をつけてはいけない」という約束を悠々と守る者がいる。温かな手をこまねきながら冷めた目で見つめる溶けゆく世界、ささやかな憂鬱。それに対するささやかな注文の仕方を、この映画は探し求めている。
穂志もえか(以下、穂志):私、『窓辺にて』の現場では、あまり緊張しなかったんです。私の場合、緊張しすぎるとあまりいいお芝居ができないので、自分にとってはいいことなんですが、若葉さんは「めっちゃ緊張しない? 俺はこういうシーン、すごく緊張しちゃうんだよね」とおっしゃっていて。何年経っても新鮮な気持ちで演じているところが素敵だなと思いますね。
若葉竜也(以下、若葉):僕は撮影現場が居心地いいと思ったことは一回もないタイプなんですよ。撮影を通じて人間的に成長した……みたいな経験もないし。簡単に成長できるほどの器はありません。
穂志:若葉さんって、そういうことを隠さずに話してくださるところや不器用なところがチャーミングだし、いつまでもそのままでいてほしいと思います。
若葉:穂志さんとはそこまで共演経験が多いわけではないけど、お互いにできないことや、失敗すること、そういう恥ずかしい部分を見せられるという信頼は置いていました。それは穂志さんが何テイクやろうが待てるし、自分が何テイクやろうが、きっと待ってくれるだろうな、という。そういう意味の心強さはありましたね。
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