『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』
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【目次】
序章 もう一つの別の世界
分断されたインターネット
フィルターにコントロールされた「自由」…etc.
第1章 暗号通信というコンセプト
「数学」という美しく純粋なシステムによる支配…etc. 第2章 ブラックマーケットの光と闇
「闇のAmazon」
思慮深きマーケットの支配者…etc.
第3章 回遊する都市伝説
殺人請負サイトQ&A
人身売買オークション
スナッフ・ライブストリーミング…etc.
第4章 ペドファイルたちのコミュニティ
児童ポルノの爆発的な拡散
フィリピンのサイバー・セックス・ツーリズム
おとり捜査…etc.
補論1 思想をもたない日本のインターネット
アングラ・サブカルとしての消費
アメリカのインターネットが反体制的な理由…etc.
第5章 新反動主義の台頭
哲学者、ニック・ランド
暗黒啓蒙(ダーク・エンライトメント)
恋愛ヒエラルキーの形成と闘争領域の拡大…etc.
第6章 近代国家を超越する
ブロックチェーン上のコミュニティ
バーチャル国家が乱立する未来…etc.
補論2 現実を侵食するフィクション
冥界としてのサイバースペース
現実認識を変容させる…etc.
hr.icon
Webの細分化と断片化は、人々を自閉的なコミュニティに閉じ込めていった。
漫画村のブロッキングについて。まず、日本では、憲法で「表現の自由」と「通信の秘密」が定められていて、これは誰も侵すことはできない。このうち、「通信の秘密」は、通信を媒介するプロバイダは通信の内容によって検閲したり、差別してはいけない、ということも含まれている。アメリカにおけるネットワーク中立性の議論とも親和性がある。つまり、プロバイダが一方的に特定のサイトへの接続を遮断することは違法行為ということになる。ただ、これにも例外はあり、児童ポルノサイトなどの場合がある。 ダークウェブでは、特殊な技術により秘匿性が保たれるため、法の外にあるアウトローな悪徳が営まれている。違法薬物、児童ポルノが蔓延し、麻薬の売人、ハッカー、詐欺師が暗躍するインターネット・アンダーグラウンド。 第1章
グーグルの検索エンジンがクロールできる領域は、今ではインターネット全体の4%に過ぎないといわれ、それ以外の、WEBメール、登録制のサイト、有料コンテンツ、学術データベース、イントラネット〈※2〉、ツイッターの鍵アカウントなど多岐にわたる領域は何らかの意味でアクセスが限定されている。
4%の領域を表層ウェブ、96%をディープウェブと言う。
ダークウェブは、アクセスにTorブラウザやI2Pなど専用のソフトウェアを必要とする。 https://gyazo.com/89db966f4991fb6ad9aa5f617f902696
→解決策として、鍵をふたつに分ける、というアイデアが出てきた。