骨伝導
骨伝導(こつでんどう)とは、生体内部を伝播する音を聞くこと、またはその方法。声などの生体内部から発生する音を生体表面で計測する方法を指すこともある。
概要
鼓膜を振動させて聞こえる音を気導音、骨伝導によって聞こえる音を骨導音という。
録音によって聞こえる自分の声に違和感を感じるのは、普段骨導音と気導音で聞いてるものを気導音だけで聞くため。
18世紀ドイツの作曲家ベートーヴェンは20代後半に難聴を患い、ほとんど何も聞こえないほどの状態になったが、この時彼は指揮棒を歯で噛みピアノに押し付けて骨伝導で音を聞き取ることで、作曲を続けることができたと言われている クジラやイルカなどの生物は下顎を用いて骨伝導によって音を感知している。