衡平モデル
社会的交換理論を土台とした、関係の維持・崩壊を説明するモデルの1つ
他者と交換する財の価値が等価であるとき、すなわち自分が投入したコストと報酬の比率が同じであるときに公平だと感じ、それを受け入れる(Adams, 1965)
そのため自他の報酬とコストに釣り合いがとれているときに、関係性が継続するとするのが衡平モデル
このモデルでは、衡平な関係が最も幸せや喜びを感じ、関係が持続することを予測する(Walster, Berscheid, & Walster, 1973)
実際、対人関係では自分のほうが得をしていれば罪悪感を覚え、反対に自分が損していると思えば、不満や怒りを感じる
関係が不衡平な場合、衡平状態を回復するための努力が投じられることもあるが、それが難しい場合には関係自体が解消される