自分たちはユーザじゃない
なぜ最も利益にならないものに話題が偏るのかについては、私なりの仮説がある。それはまさに、テクノロジーには話題性があるからだ。その理由は 2 つ: 新しいテクノロジーはニュースになる。
企業はテクノロジーを擁護する。
ほとんどのビジネス・ウェブサイトにとって、あまり関係のないものが注目を集める最後の理由:ウェブで声の大きい層というのは、「インターネット・エリートの体験」に大きく関わっている層だからだ。 平均的なユーザは、それとは対照的にオンライン上でのタスクを、さっさと済ませたがる。彼らはウェブが特に好きなわけではなく、他の仕事や、家族との時間に、一刻も早く戻りたいと思っているのだ。
ユーザビリティに従事している人たちが最も苦労して得た教訓の 1 つが「自分たちはユーザじゃない」ということだ。貴方が開発プロジェクトに関わっているならば、文字通り典型的なユーザではない。身内ではなく、部外者のために最適化するために、ユーザ体験をデザインしなければいけない。バブルの匂いの解毒剤はユーザテストだ。