生活治具
生活の中で自分が困ったこと(困っていたことに気づいていなかったこと)を見つけて、どうにかする形を考えて、Fusion360でモデリングして、造形して、試して、モデルを修正して、造形して、試して(繰り返す)、一旦完成として、生活の中で使用してニヤニヤする。3Dプリンターをよく使う人なら誰もがやっているこのちょっとした制作に #生活治具 という名前をつけたところ、じわじわとハッシュタグを使って自分の作った生活治具を投稿してくれる人が増えていて嬉しい。 大量生産品が出来るだけ広いユースケースのニーズ、あらゆる設置箇所に適合することを目指してデザインされることに対して、生活治具は「この家のこの場所にしか収まらない」という特化ポイントが狭いところにエモさがある。
これはさっきも書いたように3Dプリンターをよく使う人なら多かれ少なかれやっていることなので、体系化されていない無数の積み重ねと作例が既にあるはずなんだけど、ちょうどいいネーミング がなくてまとまってないように感じたので、生活治具という名前をつけさせてもらった。 なんなら別に3Dプリンターじゃないとできないことでもないので、針金や厚紙で作るものでも「自分の生活は自分で工夫してよくする」「現状の微妙な不便さに自分を押し込まずによりマシな形を考える」「自分の状況のためだけの形や構造を作って愛する」といったマインドセットが合えば生活治具ということになる。パンクと一緒で生活治具もスタイルではなくアティチュードなのだ。
(ドライヤーホルダーを買ったけどうまく掛けられるところが無かったので作ったドライヤーホルダーホルダー)
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(コーヒーミルとその取っ手をレンジ台横に格納するためのホルダー)
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