機能主義
機能主義(きのうしゅぎ)とは - コトバンク
19世紀に生れた科学方法論の1つ。認識論的には,物の本質とか物自体などは認識不可能で,現象や属性だけが認識できるという不可知論的見地に立つ。一種の実証主義で機械的唯物論に反発する。諸現象の関連から対象を記述するので,流動,進化などの過程を重視する点で弁証法的立場に近いが,対象の本質を矛盾においてとらえず,同一律による連続の原理でとらえる点が異なる。