弱い紐帯の強さ
結びつきの弱い人的つながりが、むしろ強い力を発揮する
グラノヴェッターの調査によると、転職の際に有益だった情報源として、調査対象の半数以上の人が人的なつながりを挙げたが、その人物との接触頻度は必ずしも高くはなかった 時々会う(年2回以上、週1回以下)が約55.6%、まれに会う(年に1回以下)が約27.8%
頻繁に会う他者は、内集団に属している可能性が高く、共有する情報も多い それに対し、頻繁に会うことない他者は異なる集団に属しているため、新規な情報を有しているからだと考えられる
このように弱い紐帯を持つ他者はときに強力なソーシャル・サポートの源(特に道具的サポート)となると考えられる