共有地の悲劇
集団成員それぞれが協力、非協力のいずれかを選択することが可能で、個人の視点から見れば、協力を選択するより、非協力を選択するほうが利益は大きいが、集団成員の全員が非協力を選択すると、全員が協力を選択した場合よりも、個々人が受ける利益が小さくなってしまう(Dawes, 1980) このような状況は現実社会の中にも多数見られる
公共財を維持するには相応のコストがかかるため、関係者が一致団結してコストを負担すべき
しかし個人の立場から見れば、負担すべきコストを払わずにただ乗りしたほうが利益を得られる
一方このようなフリーライダーの存在を許すと、他の関係者の協力意欲が低下し、公共財の枯渇を加速させるという負の連鎖を招いてしまう 少数のフリー・ライダーの存在により当初は協力していた人が次第に協力しなくなり、やがて誰も協力しなくなる様子