腐ったリンゴ効果
フリーライダーの非協力の程度を連続的に変えたうえでBad Apple Effectを確かめた研究はない
従来からいわれてきたBadAppleEffectよりも,事態変化による利得関数の変化による影響のほうが強いのではないかという可能性を示唆している
結果は,フリーライダーによるBadAppleEffectよりも利得構造による影響が強いため,環境が汚染されていない状況では協力率が低く,環境汚染が進み利益率が下がったために,協力率が高まったと考えられる.
以上より,協力率が低いブリーライダーが存在するからといって,ただちにコストをともなう解決策を選好するということはないが,危機感を介して,あるいは罰金制度については直接的に,解決策選好に影響を及ぼしている可能性が示唆された。