ルシフェリン
https://gyazo.com/3782c895b147bc137b852e59669fd4df
source:
By Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン
ルシフェリン - Wikipedia
ルシフェリン
(英:
luciferin
) とは、
ルシフェラーゼ
によって酸化されて発光する物質の総称であり、
ホタル
、
深海魚
、
微生物
などが起こす
生物発光
の源である。
発光素
とも言う。名前は堕天使、悪魔を意味するルシファーに由来する。
その基本骨格は
イミダゾピラジノン
であり、多くの
互変異性体
がある。生合成には、
イソロイシン
、
アルギニン
、
トリプトファン
の三種の
アミノ酸
が含まれる。
一般的に以下の5種類に分類される。
ホタルルシフェリン
ホタル
の持つルシフェリンで、
ホタルルシフェラーゼ
(EC 1.13.12.7) によって酸化され発光する。
バクテリアルシフェリン
バクテリア
やある種の
イカ
、
魚類
に見られる。長鎖の
アルデヒド
と還元型の
リン酸リボフラビン
からなる。
渦鞭毛藻類ルシフェリン
クロロフィル
の誘導体で、
渦鞭毛藻類
(
海洋性プランクトン
)が持つ。
オキアミ類
もこれと類似するものを持っていることがある。
ヴァルグリン
貝虫
や
ガマアンコウ
に見られる。
イミダゾロピラジン誘導体
である。
セレンテラジン
放散虫
、
有櫛動物
、
刺胞動物
、
イカ
、
クモヒトデ
、
カイアシ類
、
毛顎動物
、
魚
、
エビ
などに見られる。タンパク質
イクオリン
中の
発光分子
である。