マルチメディア学習の原理
マルチメディア学習の原理は、3つの認知的処理の負荷によって分類されている
教授の目標に資さない処理
教授デザインを混乱させることによって引き起こされる
作業記憶内本質的な材料を表現するために必要とされる処理 材料が複雑なために引き起こされる
選択のステップで起こる
より深い理解のために必要とされる処理
無関係処理を少なくするための原理5つ
人間は、無関係な材料が含まれるときよりも無関係な材料がないときの方が効果的に学習する
この原理には3つのバージョンがある
興味深いが不適合な言葉と絵とが除かれると、学習は改善される
興味深いが不適合な音と音楽とが除かれると、学習は改善される
必要のない言葉と記号とが除かれると、学習は改善される
人間は、本質的な材料の体制化をハイライトする手がかりが加えられたときに、効率的に学習する
標識化には、言葉によるものと視覚的なものとがある
1パラグラフ1ハイライトが良い
標識化しすぎると注意を導くよりも混乱を招くだけに終わるの
人間は、図+ナレーション+印刷された言葉からよりも、図+ナレーションからの方が、効率的に学習する
つまり、冗長なキャプションが含まれると、余計な情報処理が必要になってしまう
人間(学生)は、ページやスクリーン上において、対応する言葉と絵とが遠くよりも近くに提示されたほうが、効率的に学習する
人間(学生)は、対応する言葉と絵とが、連続して提示されるより、同時に提示される方が効率的に学習する
必須の処理を管理するための原理3つ
人間は、主要な概念の名前と特徴を知っていると、マルチメディアの内容から、より深く学習する
人間は、絵と印刷された言葉よりも、絵と話された言葉から、より効率的に学習する
生成的な処理を促進するための原理7つ
人間は、言葉だけからよりも、言葉と絵とから、効率的に学習する
人間は、言葉が形式的なスタイルでよりも、会話のスタイルで、マルチメディアの提示がなされた方が効率的に学習する
意味内容自体はほとんど同じ
動画などで人物あるいはキャラクターを示すことは大切で、キャラクターの場合にはできるだけ人間の自然なジェスチャーをさせたほうが良い
学習者が自ら問題解決をして正解を発見する、あるいは目的を達成したり、満足な解決に至ることができうるように、上手にヒントやフィードバックを与えよ
受動的にコンテンツを理解するだけにとどまらず、他人に対して説明する
メイヤーが引用し、原理10~12に反映されている