デザインの敗北
ネットスラング
以下の状態のときに使われることが多い
デザイナーがオシャレでかっこいいデザインを作成
実際のユーザーからは分かりづらく、対応に困った店側がテプラや追加の看板等で対策を施している
綾塚 祐二: 念のため補足。「デザインの敗北」だと「『デザイン』は悪くない/良いのに、他の要素に負けた」と解釈する/される余地がありますが、これは「ここに(男性用)トイレがあることを示す」という本来果たすべき機能が弱く他の施策が必要になっているので、「デザイン(設計)がよくない」というべきなのです。 「デザイン vs わかりやすさ」みたいな誤った対立構造で解釈される余地があるからということかな
余地があるにしてもそういうミスリードをする人がいるのだろうか
誰もそんなミスリードしてなくて「それをデザインの敗北と言うんですよ」という人が多い
一方で、「デザインは分かりやすい・伝わりやすくなくてはならない」みたいな強迫観念もデザインを狭く捉えていると思う
佐藤可士和のセブンコーヒーマシンはこの象徴だと思っている 事業戦略として見たとき、セブンカフェは歴史に残るくらい大成功している
それまで何度かコーヒー提供を試みていたが失敗している
成功要因としてブランドデザインをしっかりとやったから
どこまで正しい評価はしらんけど
この流れの中でセブンが出したのがバリスターズカフェ
https://scrapbox.io/files/6542f625a860a0001c6dbe36.png
ださい
エスプレッソが合わなかったというのもあるけど、スターバックスの台頭は味なんかの物質的な要因だけではないという話 スタバのサイズ表記はめちゃくちゃ分かりづらい
S・M・Lという共通言語を使っていない
デザインの敗北の原理からするとスタバのサイズ表記って悪手のはず
そこにスタバの価値がある
こういう流れの中でコーヒーブームに食い込んでいくためには、コンビニでコーヒーを飲むという行為自体を刷新する必要がありそう
バルミューダの家電がめちゃくちゃ不便に設計されてるのは、それを使いこなす部分の気持ちよさに価値がある的なものをどっかで見た
セブンカフェの成功はコーヒー文化をコンビニ内で持ち込むことが要因としてでかくて、誰にでもわかりやすいデザインだとここまでのインパクトはなかったのではないか
佐藤可士和デザインのコーヒーマシンはその後、再デザインされている
わかりやすさの点で見直しが測られたのは間違いない
デザインの敗北か?
初期デザインがわかりづらかったのでテプラを貼ったことをデザインの敗北とする→わかる
佐藤可士和デザインによるセブンカフェはデザインの敗北である→同意できない
敗北の「北」とは逃げるという意味
仮説検証プロセスにおいて、失敗を重ねることに価値がある
逃げてない
初期段階で勝敗をジャッジしてること自体がナンセンス