アンフィンセンのドグマ
1961年にクリスチャン・アンフィンセン(Christian Boehmer Anfinsen Jr.)は、変性を受けたリボヌクレアーゼが、試験管内(in vitro)で、活性をもつタンパク質に再びフォールディングされる現象を発見した
この現象は、その後ほかのタンパク質でも確認され、タンパク質フォールディングの基本的な性質を表していると考えられている
アンフィンセンのドグマ(Anfinsen's dogma)
この現象が意味するところは、タンパク質の一次構造が、その後の立体構造を決定する本質的な情報をすべて含んでいることを示している
基本的にはすべてのタンパク質で成り立っていると考えられる
アンフィンセンのドグマが成立するならば、タンパク質の一次構造から複雑な立体構造を予測することが原理的には可能である