慣れによって「使いやすい」と錯覚する
from 無意識で遂行できる仕組み作り
「私たちは慣れに支配され、使いにくさに気づいていない」 UI研究者・増井俊之氏が語る“使いやすさ”の本質 - ログミーTech
増井俊之
レジ操作は難しい
「そんなの誰でもできるだろう」と思うかもしれませんが、外国ではそういうことは難しいはずです。慣れているから、難しさを忘れているのです。
たかがレジでも、すごく頭を使っているわけです。泥酔していたら使えないし、言葉がわからないだけでも使えません。でも、そういうことを忘れているわけですよね。泥酔していようが、言葉がわからなかろうが、人間じゃなかろうが使える、本当に誰でも使えるユニバーサルなものを作るべきだとは思います。
良いものを発想するためには、慣れを取っ払って考えてみるのが良さそうだmrsekut.icon
それに気づくためにわざとがんばるやり方もありますよ。例えば手を怪我したら、片手で困ることありますよね? 目が見えない状況になるとか、いろいろな状況があると思いますが、そういう制約はアイデアを出すためのきっかけになるはずです。
本当に使いやすいものは「使いやすい」と思わない
ものを考えなくてもやりたいことができるのが、使いやすいわけですよ。例えば、自動ドアは、ただ歩いていけば使えます。そういうのが本当に使いやすいものです。「あ、この自動ドア使いやすいな」なんて誰も思いません。
https://www.youtube.com/watch?v=DCrM4nIs9ns
マルス端末を操作してるやつ
https://ja.wikipedia.org/wiki/マルス_(システム)
マルスと「熟練が必要なUI」についての議論
@tenjuu99
熟練が必要なUIについて、それがよくない理由と、UIの慣性について