分裂分析
分裂分析の目標
経済的なものと政治的なもののリビドー備給の特殊な本性を分析すること
欲望する主体の中で、以下にして欲望が自分自身の抑制を欲望することになるのかを明らかにすること
正常である軽い神経症の状態にもっていくことで治療する 神経症化させる
しかし、原抑圧の存在を認めないとどうなるか
分裂分析は、原抑圧の正常な作動そのものを疑いつつ分析する 原抑圧がなければ神経症もない
精神分析は、存在しない「正常」を目指していることになる
いずれにせよ、それは軽い神経症患者としての「正常者」のイメージを疑うことであるだろう。そして、この「正常者」の近似的存在が社会に蔓延しているとすれば、あるいは、この「正常者」のイメージ(「大人」?)が社会を覆い尽くしているとすれば、もはやそれは「原抑圧」なる概念では説明できないのだから、広く家族も含めた社会領野における神経症化の体制、あるいは抑圧の体制が分析されねばならないことになる。ここに、『アンチ・オイディプス』がマルクスを経由して、資本主義分析・政治分析へと開かれていく必然性がある。 ref 『ドゥルーズの哲学原理』.icon p.166