一般意志
一般意志 = 長期的願望 = 人間の理想
大多数の人々の長期的願望の共通部分
社会が「こうありたい」と願う理想の目標
e.g. 禁煙をして健康になりたい
全体意志 = 短期的願望 = 人間の欲望
人々の短期的願望が膨れ上がって増幅したもの
e.g. 手元のタバコに手を伸ばしたい
未読
特殊意志から、相殺し合うプラスとマイナスを取り除いた共通部分 各人間が長期的・短期的な理想を描く
それらを多くの人間に対して行い、その和を取っていく
すると、個人的な差異の部分が相殺されていき、
最終的に共通部分だけが互いに強め合う感じになる
こうすると、理想的なもののみが残る
ほんまかいなmrsekut.icon
人民の総意
国家の意志は、市民の意志の統一そのものであり、その定義上決して誤ることはない
一般意志は常に正しい
なぜならその意志の総意こそが「善」の定義になるから
極論言えば、全員が「殺人ok」なら、「殺人は善」になる感じ
これだけ聞くと、国民が政府を運営する民主主義のように聞こえるが、それは少し違う 重要なのは国民の総意が主権を構成していることであり、誰がその主権を担うかは問題としていない
なので、国民が望むのであれば、王や貴族が主権を持つ君主制でも問題はない
寧ろ君主制の方が適する
別に民主主義でもいい
主権は人民の一般意志
統治者(=政府)の意志に主権はない
社会契約は個人と個人の間に結ばれる
一般意志が適切に抽出されるためには、市民は互いにコミュニケーションを取っていない状態の方が望ましい
個人個人は、情報を十分に与えられて、個人で熟慮して、個人に従って意見を述べることが重要
部分的な社会を許さない
人民の差異の数が多ければ多いほど一般意志の正確さが増す
長い討論や紛糾は無駄
コミュニケーションの場、そのものが一般意志の出現の障害になる
政治にコミュニケーションは不要
一般意志は物質的
人間と言うよりはモノ
一般意志は、人間が作り出す秩序の、外部にある
人間の理性の力は信じられない
意識ではなく無意識に、
人の秩序ではなくモノの秩序に
導かれる社会