『無人島の原因と理由』
ある雑誌の無人島特集号に掲載される予定だったもの
未掲載になった
或る島が無人島でなくなるには、そこに人が住めば済むわけではない
いかなる島も、理論的には無人であり、また、そうであり続ける
島は人間の夢想にすぎず、人は島の純粋意識である
(自分にとっての)知覚領域の構造
他者が存在しないと、自分の知覚能力が失せる
他者が存在しないと、自我も存在しない
他者によって過去の自分の存在を知覚し、それが自我になる
他者の存在によって、「私」と「その対象」の区別ができる
逆に言えば、他者が存在しないと、私と対象はいっしょくた
注意
他者は知覚領域の対象ではない
他者は「私」を知覚する主体ではない
参考