buildspec.yml
設定を書く
ソースコードのトップディレクトリに配置する
phases
artifacts
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artifacts.files の指定は、AWS CodeBuild の buildspec.yml ファイルにおける重要な部分です。この指定はビルドプロセスが完了した後に生成されたファイルやディレクトリを指し、どの成果物を保存または出力するかを定義します。つまり、artifacts.files に記述されたパスにマッチするファイルやディレクトリが成果物として扱われ、後続のプロセス(例えば、デプロイメントや他のビルドステップ)で使用できるようになります。
### なぜ artifacts.files を指定するのか?
1. **成果物の特定**: ビルドプロセスを通じて生成されるファイルやディレクトリは多岐にわたる可能性がありますが、すべてが次のステップで必要というわけではありません。artifacts.files を使用して必要なファイルやディレクトリのみを明示的に指定することで、不要なデータの転送を避け、デプロイメントプロセスを効率化できます。
2. **後続プロセスへの入力**: 成功したビルド後に次のステップ(デプロイメントやテストなど)に必要なファイルを指定します。例えば、ビルドされたアプリケーションのバイナリや静的ファイル、設定ファイルなどがこれにあたります。
### 書かないとどうなるか?
artifacts.files を指定しない場合、デフォルトの挙動は CodeBuild プロジェクトの設定やバージョンによって異なる場合がありますが、一般的には以下のような影響が考えられます:
- **成果物が保存されない**: CodeBuild はビルドプロセスの結果として生成されたファイルやディレクトリを特定できず、したがって何も保存や出力されない可能性があります。これは、後続のプロセスで必要なファイルが利用できないという問題につながります。
- **不要なファイルが含まれる**: 特定のファイルやディレクトリを指定しない場合、ビルドプロセスで生成された全てのファイルが成果物として扱われることがあります。これにはビルドプロセスで一時的に生成されるファイルや、後続のプロセスに不要なファイルも含まれるため、無駄なデータ転送やストレージの使用、後続プロセスの混乱を招く可能性があります。
したがって、artifacts.files を適切に指定することは、ビルドプロセスの成果物を効率的に管理し、後続のデプロイメントやテストプロセスをスムーズに実行するために重要です。
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