集団のトップは独立しようとする
自分は成功しているのだから、独立したほうがもっと収益率があげられるはずと考える。よって独立しようとする。
他の人がいるから成立しているのだというマクロな視点を無視している
実際
売れっ子の漫画家は独立する
金持ちは税金逃れをしようとする(ことがある)
税金をたくさん払っているのだから、他の人より良い処遇にしろと主張する
この考え方は誤りであることが多い。外的環境に成功は極めて大きく作用されるので、逆だったかもしれない。全員が同じ程度に努力したら、後は時の運 「エコノミア」という名の王国がありました。多様な産業と活発な市場を持ち、国民は自由に商売を行い、生活を楽しんでいました。
エコノミア王国には大きな問題がありました。一部の人々は莫大な富を築き上げたのに対し、他の多くの人々は日々の生活に苦労していました。この不平等は、社会の不安定さを引き起こし、市場の健全な機能を脅かしていました。 エコノミアの王は、国の未来を案じ、国の賢者たちと相談を重ねました。賢者たちは、市場の安定の重要性と、そのためには再分配が必要であることを王に説明しました。安定した市場は、全ての人々が最低限の生活を送れることを保証し、それによって全体の経済活動を促進すると言うのです。
そこで、エコノミアでは、富裕層からの税金を通じた再分配政策が導入されました。この政策は、貧困層に教育や医療サービスを提供し、彼らが市場経済に積極的に参加できるようにすることを目的としていました。
しかし、富裕層の中には、自分たちが多くの税金を払うことに不満を持つ者もいました。彼らは、自分たちの富は自分たちの努力の結果であり、なぜそれを他人と分けなければならないのかと主張しました。
この時、賢者たちは再び王と富裕層の前に立ち、市場の安定性の恩恵を受けながら再分配を拒むことは、自分の長期的な利益を破壊する行為であると説明しました。安定した社会と経済は、投資のリスクを減らし、全ての人々が消費と生産に参加することで、市場をさらに成長させることができるのです。
時間が経つにつれ、再分配政策の効果が現れ始めました。社会全体の生活水準が向上し、市場は以前にも増して活発になりました。富裕層も含め、国民全員が市場の安定と成長の恩恵を受けることができたのです。そして、かつて再分配に反対した人々も、自分たちの長期的な利益が、実は再分配政策によって守られていたことを理解し始めました。